音楽をやりたい!と思った時に、初めに覚えるべきことは、2つです。
- 「ドレミファソラシド」の、音の高さ
- 音符と休符
音符と休符は、太鼓など音の高さのない楽器であろうと、覚えることが必須です。
私が知りたいのは、シンコペーションだけなのですが・・・
シンコペーションも、まずは音符の種類を覚える必要があります。
楽譜は少し勉強すれば、読めます。
今回の記事では、音符と休符の種類を紹介しています。
- 全・2分・4分・8分・16分音符(休符)
- 付点音符
- 3連符・2拍3連
- タイ
音符・休符の説明の前に
楽譜は基本、5線譜です。
左から右へ、進みます(横方向)。
上下(縦方向)で、音の高さを表します。
音の高さは、「この高さは、ドを鳴らしなさい」という意味です。
上にいくほど高い音、下にいくほど低い音になります。
上記の楽譜は、「ド→レ→ミ→ファ」と進む楽譜です。
楽譜は横方向に、連結します。
縦線までの区間を「小節」と呼び、1小節目、2小節目、3小節目・・・と数えます。
この先は4分音符がないと、どうにも説明が進みません。
この形が4分音符と、一旦覚えることをお願いします。
楽譜の一番左に、4/4という数字が記載されていました。
4/4の意味は、「1小節に4分音符(下の数字)が4つ(上の数字)入る」、という意味です。
全・2分・4分・8分・16分音符(休符)
音符と休符とは、何の記号でしょうか?
- 音符とは、音を鳴らす長さの記号
- 休符とは、音を鳴らさない長さの記号
この先の記事を読む前の、心構えです。
音符は4分音符の長さを基準すると、分かり易い。
全音符と全休符
最初は「全音符」と、「全休符」です。
全音符は、4分音符4つ分の長さ。
全音符は4分音符で数えると、「1、2、3,4」の長さです。
全休符が続く場合、全休符をたくさん並べるのではなく、下記のように表します。
上の数字が、全休符の数です。
数字が8ですので、8小節分お休みになります。
2分音符と2分休符
次は「2分音符」と、「2分休符」です。
2分音符は、全音符の1/2(半分)の長さ。
2分音符は、4分音符2つ分の長さ。
4分音符で数えると、2分音符は「1、2」の長さです。
2分休符2つだと、1小節全部お休みの為、全休符と意味は変わりません。普通は全休符で、書きます。
4分音符と4分休符
最初に登場しました、「4分音符」です。
4分音符は、全音符の1/4の長さ。
8分音符と8分休符
次は「8分音符」です。
8分音符は、全音符の1/8の長さ。
4分音符を基準として、8分音符を表します。
- 4分音符半分の長さが、8分音符
- 8分音符2つで、4分音符1つの長さ
8分音符1つの形は、「♪」です。
2つ以上になると、横線でつながります。
16分音符と16分休符
最後は「16分音符」です 。
16分音符は、全音符の1/16の長さ。
16分音符を、4分音符を基準として表します。
- 4分音符の1/4の長さが、16分音符。
- 16分音符4つで、4分音符1つの長さ。
16分音符も2つ以上だと、横二重線でつながります。
音符、休符のまとめ
音符を全部、まとめます。
休符も全部、まとめます。
「全音符→2分音符→4分音符→8分音符→16分音符」と、スネアドラム(小太鼓)で鳴らしました。
楽譜を見ながら聞くと、より効果的です。
「チッ チッ」とする音は、4分音符です。
- 4分音符4つ分→全音符
- 4分音符2つ分→2分音符)
- 4分音符1/2分→8分音符
- 4分音符1/4分→16分音符
4つの音符について、覚えることができました。
さて4分音符3つ分の長さは、どう表すのでしょうか?
音楽の世界は、偶数しか存在しない?
存在します。
付点音符
4分音符3つ分の長さ等を表す為に、「付点音符」があります。
音符に付点が付くと、「元の音符+元の音符の半分の長さ」。
分かりにくいと思いますので、いくつかの例で説明します。
付点2分音符
最初は、「付点2分音符」です。
付点2分音符の元となる2分音符は、4分音符2つ分の長さ。
付点2分音符=2分音符+2分音符半分(4分音符1つ)の長さ。
付点2分音符は、4分音符3つ分の長さです。
付点2分音符は、4分音符で数えると「1、2、3」の長さになります。
付点4分音符
次は付点4分音符です。
付点4分音符=4分音符+4分音符半分(8分音符1つ)の長さ。
付点4分音符は、8分音符3つ分の長さになります。
付点8分音符
次は付点8分音符です。
付点8分音符=8分音符+8分音符半分(16分音符1つ)の長さ。
付点8分音符は、16分音符3つ分の長さです。
付点休符
休符にも同じく、付点休符があります。
付点音符と意味合いは同じの為、ここでは形のみ記載します。
8分音符1つと16分音符2つの形
8分音符+16分音符の、音符の形を紹介します。
こ、この記事、長くないですか?
長い・・・かな?
「8分音符+16分音符2つ」が続いた場合、横線でつながった1つの形になります。
次は「16分音符2つ+8分音符」の、パターンです。
最後は「16分音符→8分音符→16分音符」の、パターンです。
8分音符と16分音符の組み合わせを、まとめます。
「タタタタ」は声で表すと、どうなるかです。
最後の「ン」は、16分休符す。
16分音符の上記パターンを、音にしました。
楽譜を見ながら聞くと、より理解も深まることと思います。
付点8分音符1つと16分音符1つの形
「付点8分音符1つ+16分音符1つ」も、1つの形になります。
「付点8分音符+16分音符」の、パターンです。
「16分音符+付点8分音符」の、パターンです。
3連符・2拍3連
3連符について、紹介します。
そろそろ、限界なのです・・・
後、少しですよ。
「連符」とは何かと言うと、「1つの音を均等に分かる」という意味です。
3連符とは、1つの音符を均等に3つに分けた音符。
分けた数が、音符の上に描かれます。
この場合は3つに分割したので、数字は3です。
4/4拍子にて、1小節を全部3連符した楽譜です。
3連符のどこかに、休符を入れた場合です。
連符の意味が分かりますと、3連符、5連符、6連符、9連符もできることが分かります。
3連符は、「4分音符を3つ」に分けた音符でした。
「2分音符を3つ」に分けた、2拍3連もあります。
4/4拍子にて、1小節を全部2拍3連した楽譜です。
2拍3連で、どこかを休符にした場合です。
二つの音をつなげる タイ
も、もう、無理です。やめ・・・タイ
これが最後です。
同じ音の長さをのばす方法として、「タイ」があります。
タイで音符が繋がれた場合、そのまま音を伸ばす。
上記の楽譜の場合は、2分音符2つをタイでつないます。
「2分音符+2分音符=全音符」の長さです。
最初から全音符にすれば良いのではないか?と、思うかもしれません。
まさに、その通りです。
「タイ」の使い方には、2種類あります。
(1)小節をまたいで、音をのばしたい時。
この場合は「タイ」を使わないと、表現できません。
(2)タイを使って、楽譜を読みやすくする時。
上記の楽譜でも、分からなくはないです。
付点4分音符を「4分音符と8分音符」に分けて、タイでつなげています。
この方が、楽譜は読みやすくなります。
どこが分かり易くなったのかと言いますと、タイでつないだ後の、8分音符(赤枠)のタイミングが、見やすくなりました。
音符と休符 まとめ
この記事では音符と休符について、長々と紹介しました。
ボーカルやピアノ、ギターであろうと、基本は音符と休符の組み合わせに、音の高さを変えて演奏します。
音符と休符がたくさん出てきた為、一度では覚えきれないかもしれません。
しかしこれは、実際に演奏や作曲していると自然と覚えられます。