音楽を始めたい!と思った時、初めに覚えるべき点は2つです。
- 「ドレミファソラシド」と、音の高さ
- 音符と休符
太鼓等、音の高さを必要としない楽器もあります。
ピアノを弾く、作曲する場合には、音の高さの読み方は必須です。
私、決めました。太鼓をやることにします。
決断が早いですね。
覚えることはたくさんありますが、内容を理解するのは難しくはありません。
この記事では五線譜における、「ドレミファソレシド」の読み方を紹介しています。
五線譜
楽譜の多くは、五線譜です。
楽譜は左から右へ、進んでいきます(横方向)。
上下(縦方向)で、音の高さを表します。
この記事では「ドレミ~」の縦方向、音の高さを覚えることになります。
ト音記号の「ドレミファソラシド」
ト音記号における、「ドレミファソレシド」(以下略ドレミ)の楽譜を記載します。
細かい事はさておき、ト音記号における「ドレミ」 の五線譜はこれだ!で、お願いします。
残念ながら、楽譜における「ドレミ」の位置は、覚えるしかありません。
いきなり全部は、覚えられません。
最初は「ド」の位置と、「ドレミファソラシド」の並びだけは覚えましょう。
楽譜は音楽をやっていると、自然と覚えられます。
「ドレミ」 は、イタリア語です。
英語での音名「CDEFGABC」も、記載しました。
「CDEFGABC」が、必要な時もある。
英語名は必要な時がきた時に、覚えれば良いと思います。
ピアノの鍵盤での、「ドレミ」の位置も記載します。全部白鍵盤です。
残念ながらピアノにおける「ドレミ」の位置も、覚えるしかありません。
楽譜とピアノの関係を、記載しました。
赤枠と青枠の「ド」の関係を、オクターブと言います。
赤枠の「ド」からみて青枠の「ド」は、1オクターブ上の「ド」です。
青枠の「ド」から、また「ドレミ」と繰り返すことで、音がさらに高くなります。
五線譜を越えた音符は、上に横線(「加線」)を足していくことで、音の高さを表しています。
音を低くしていく場合も同様に、下に加線を足していくことで、音の低さを表します。
今まで読んできました知識を活用して、ト音記号で低音の楽譜を作ってみました。
五線譜に音符がかかっておらず、何の音だか分かりずらいです。
低音の楽譜を書くのに、「ヘ音記号」があります。
ヘ音記号の「ドレミファソラシド」
ヘ音記号における、「ドレミ」を記載します。
ト音記号とヘ音記号の、音の関係です。
ト音記号の赤枠の「ド」と、ヘ音記号の赤枠の「ド」は、同じ音の高さの「ド」になります。
ピアノは、右手と左手の両手で弾きます。
弾くのは右手で高い音、左手で低い音です。
ピアノの譜面は通常、ト音記号とヘ音記号の両方記載されています。
ト音記号とヘ音記号の両方が記載された楽譜を、「大譜表」言う。
この楽譜は最初の音符、ト音記号の「ド」とヘ音記号の「ド」が、同じ「ド」です。失敗しました。
ただこういう楽譜も時にはあるそうで、好きな方の手で弾くそうです(後で調べました)。
これで「ドレミ」の解説も、終わりです。
では本日はこれにて、お先に失礼致します。
と言いたいところですが、今のままですと、ピアノの白鍵盤しか演奏できません。
青枠で囲った、黒鍵盤がまだ出てきておりません。
黒鍵盤は五線譜で、どのように表すのでしょうか?
黒鍵盤は・・・使えない?
使えます。
#(シャープ)で半音上がる
五線譜における黒鍵盤の表し方、1つ目です。
音符のすぐ左側に「#(シャープ)」がつくと、元の音符から、半音高い音になる。
「#」をつけた、「ドレミ」の楽譜を記載します。
「#」がつくと、元の音符の1つ右側の音に変わります。
(1)「ドに#」がつくと、「ド」の右隣にある、「ド#」になる。
(2) 「ソに#」がつくと、「ソ」の右隣にある、「ソ#」になる。
(3) 「ミに#」がつくと・・・「ミ」は右隣りに、黒鍵盤がありません。
「ミ」の右隣は、白鍵盤の「ファ」。「ミ#」は「ファ」と一緒です。
全部の音符に「#」がついた場合はどうなるのかを、ピアノ上で書きます。
「シ」の隣にも黒鍵盤はないので、本来「ド」の場所が、「シ♯」です。
♭(フラット)で半音下がる
五線譜における黒鍵盤の表し方、2つ目です。
「#」は、半音上がりました。
音符に「♭」がつくと、元の音符から、半音低い音になる。
「♭」をつけた、「ドレミ」の楽譜です。
全部の音符に「♭」がついた場合を、ピアノ上で書きます。
「ドとファ」は、左に黒鍵盤がありません。
「ド♭」は「シ」、「ファ♭」は「ミ」の位置になります。
調号で#と♭を表す
ここからは少し、ややこしいかもしれません。
一息ついてから、始めましょう。
ではちょっと、横になってきます。
徹夜で勉強する予定が、寝てしまうパターンですね。
音符に「#と♭」をつける方法は、2つあります。
一つ目は調合を使って、「#と♭」をつける方法。
この先は、「#」のみ解説していきます。
使い方は「♭」でも、同じです。
楽譜のすぐ初めの方に「#」をまとめて表記することを、調号(ちょうごう)と言う。
調号で「#」をつけた場合の、効果です。
(1)「♯」がついた音は、一曲を通して全て半音上げる。
(2)オクターブ違う音でも、「#」が適用される。
実際に楽譜で調号「#」の適用範囲を、確認してみましょう。
上が元の楽譜、下の楽譜はどの音に「#」をつけるのかを表しました。
調号が「#」で、「ドとファ」にかかっています。
この曲の「ドとファ」は全て、「#」が適用されます。
臨時記号「♮」
先ほどの例題では、全ての「ドとファ」に「#」が適用されました。
しかし一部分だけ「#」のない、普通の「ド」を鳴らしたい時もあります。
そんな時は、臨時記号の「♮(ナチュラル)」を使います。
「♮」をつけると、一時的に「#」の効果をなくせます。
臨時記号の、有効範囲です。
(1)臨時記号をつけた後から、同じ小節の間は効果が続く。
(2)オクターブ違うと、効果はない。
キーワードは、「同じ小節の間」です。
「♮(ナチュラル)」の効果を、紹介します。
音符に「♮」をつけると、♯や♭がついていた音符が、元の音符に戻る。
臨時記号の有効範囲と、「♮」の意味を楽譜で確認してみます。
上は元の楽譜です。先ほどと同じく調号で、「ドとファ」に「#」がついてます。
下の楽譜で、実際に何の音を鳴らすのかを表しました。
音符の部分だけを、拡大します。
3拍目で「♮」がついたので、通常の「ド」に戻ります。
この音符より後、同じ小節の間は「♮」の効果が続くので、4拍目は通常の「ド」。
2小節目になり、「♮」の効果がリセットされました。
2小節目1拍目は、「ド#」。
2拍目で「♮」がつき、通常の「ド」。
3拍目の「ド」はオクターブ違う為、「♮」は適用されず「ド#」です。
臨時記号で#と♭を表す
1曲全部ではなくて、1個だけ音を、「#」や「♭」にしたいという場合もあります。
その場合は臨時記号として、その音だけに「#」や「♭」 をつけます。
臨時記号ですので、効果の範囲は先ほど出てきました「♮」と同じです。
実際に楽譜で、確認してみましょう。
上の元の楽譜、下で何の音になるのかを表しました。
音符の部分だけを、拡大します。
2拍目で「♯」がつき、「ド#」。
3拍目はオクターブ違いの為、臨時記号は関係なし。
4つ目は同じ小節内で効果が続いている為、「ド#」。
2小節目で臨時記号の効果が、リセットされる。
2小節目1拍目は「ド」。
2拍目は、臨時記号で「ド#」。
3拍目はオクターブ違いで、「#」の効果はなし。
4拍目は「♮」で効果がなくり、「ド」に戻る。
わ、私にはどうも、無理そうです。
実際にこんなに複雑なのはないので、意味さえ理解していれば大丈夫です。
ドレミファソラシド まとめ
ドレミファソラシドを、記載します。
(1)「♭」は半音下がる、「#」は半音上がる、「♮」は元に戻る。
(2)調号は1曲通して、オクターブでも効果あり。
(3)臨時記号は1小節分だけ適用され、オクターブは効果なし。