「ティンパニ」を、ご存知でしょうか?
![ヒロイン](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/06/84c20f3f57fc6042dcf94867eb920c90.jpg)
ティン パ 弐?
![ブーキー](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/05/bc44d36b9d03902b06884b99c546096f.jpg)
何かの、ロボットみたいですね。
ティンパニはオーケストラや吹奏楽団などで使用される、打楽器の1つです。
![](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2023/03/1335986ab6232aff3ac0bb6abba642ec.jpg)
ティンパニはよく使われる楽器の為、覚えて無駄にはなりません。
この記事ではティンパニについて、紹介しています。
- ティンパニとは
- ティンパニの音域
- 単発で叩く 楽譜と音で確認
- ロール 楽譜と音で確認
ティンパニとは
ティンパニとは、どのような楽器なのでしょうか?
ティンパニの特徴を、記載します。
(1)ティンパニは、複数台を並べて演奏する。よくある台数は4台。
(2)4台のティンパニはサイズが違い、鳴らせる音域が異なる。
小さいティンパニほど高い音、大きいティンパニほど低い音が鳴ります。
(3)ティンパニには、ペダルがついているタイプがある。
ティンパニの横にはゲージがあり、ペダルを踏むと矢印が動きます。
ペダルを踏みこんだり戻したりすることで、音の高さが変わります。
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4台それぞれで、音の高さが変えられる。
ティンパニは、音域が広いのが特徴です。
休符の時を利用して、曲の途中で音を変えることはよくあります。
(4)ティンパニの音色は力強く、響く音が鳴る。
ティンパニの音域
5台の時もありますが、ティンパニは4台がよくある台数です。
4台の場合、サイズは「23、26、29、32インチ」が一般的です。
各インチの、音域を記載します。
音域はメーカーによって、異なります。
記載した音域は、YAMAHA様のティンパニを参考にしています。
32インチ 「D-B♭」
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29インチ「F-D♭」
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26インチ「A-F」
![](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2023/03/2c3da904151cdb780b2cbab6c56a3987.jpg)
23インチ「C-A♭」
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ティンパニの楽譜と音
ティンパニは手が叩く等、様々な演奏方法があります。
通常ティンパニを叩く時に使うのが、マレットです。
![マレット](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2023/03/0dc074751f68045c116b0bf85811f74d.jpg)
マレットは「固め~やわらかめ」まで、種類はたくさんあります。
曲によって、使用する場面に合わせて、マレットを選び演奏します。
同じ「ティンパニ」の名前でも、音がだいぶ違う場合があります。
この記事で紹介するティンパニの奏法は、2つです。
- マレットで単発で叩く
- ロール
ティンパニ 単発で叩く
単発で叩くと書きましたが、2つのティンパニを同時に叩くこともできます(あまり、やらないですが)。
ティンパニの楽譜を、記載します。
![ティンパニ単音の楽譜](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2023/03/b0a3f2fcf4b87b838b86f8dbe1b71d5c.jpg)
上記の楽譜を、音にしました。
DTMでは、演奏するには不可能な音でも打ち込めます。
実際のティンパニに合わせるとするならば、注意点は3つです。
(1)一度に使える音は、4つ(5つ)。
(2)音は途中で変えられるが、一瞬では変えられない。
休符等、音を変えるには一定の時間が必要。
(3)同時に叩けるのは、2つまで。
ティンパニで「ドレミファソレシド」と連続して鳴らすのは、ほぼ不可能です。
ティンパニ ロール
ティンパニはロールを、よく使います。
「ダラララララー」と、一度はティンパニのロールを、聴いたことがあると思います。
ティンパニのロールとは
ロールはどのように、演奏しているのでしょうか?
実際のロールのやり方を、楽譜で表してみます。
![ティンパニのロール](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2023/03/bea6c212877c758eaca7998e70330707.jpg)
Rは右手、Lは左手。
右手と左手を交互に、少し早く叩けばロールになります。
「何音符で叩けば良いか?」は、ありません。
ロールに聴こえれば、良いのです。
ティンパニにおける、ロールの楽譜です。
![ティンパニロールの楽譜](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2023/03/e11ab0eda080fbee61ee8c83cb01d34f.jpg)
上記楽譜を、音にしてみました。
![ヒロイン](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/06/84c20f3f57fc6042dcf94867eb920c90.jpg)
ティンパニを32分音符で打ち込んでみましたが、全くロールケーキになりません。
![ブーキー](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/05/bc44d36b9d03902b06884b99c546096f.jpg)
残念ながら普通に打ち込んでも、ロールにもケーキにも、なりません。
今回はオーケストラの音源「VSCO 2 Community Edition」にある、ロール専用の音源、「ティンパニ ロール」を使用しました。
実際に打ち込んだのは、全音符1つだけです。
![ロールの打ち込み](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2023/03/d5d117b78d7403bbaf14f795d9a78156.jpg)
実際のロールのように、ティンパニ単音を16分音符や32分音符で入力したとします。
そうすると「ドドドドドド」と、マシンガンのような音が鳴り響きます。
単音をたくさん並べても、ロールを表現するのは難しい(色々と設定すれば、できるようですが)。
ロールはロール専用の音源を使った方が、打ち込みは楽です。
ティンパニのロール クレッシェンド
ティンパニのロールは、よくクレッシェンドをします。
![クレッシェンド](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2023/03/2afbfe02883ca190af4e66a1f89263a2.jpg)
クレッシェンドは、一定の割合で大きくしません。
後半にクレッシェンドの比率を大きくもってくるのが、ポイントです。
![クレッシェンドの比率](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2023/03/125d296622a2ad942d22a2bcf071ebd1.jpg)
クレッシェンドする下記の楽譜を、音にしてみました。
![ティンパニのクレッシェンド楽譜](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2023/03/468d38597ccf10b0b7a487187d0f4998.jpg)
ティンパニ まとめ
ティンパニは「単発で叩く」と「ロール」の組み合わせで、基本は演奏します。
ロールは「ロール専用の音源」を使用した方が、打ち込みは圧倒的に楽です。
ロールでクレッシェンドする場合、なるべく後半にクレッシェンドの比率を大きくするのがポイントです。
![Studio One Artist](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2023/04/StudioOneArtist.jpg)
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