ペンタトニックスケールを、ご存じでしょうか?
![ヒロイン](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/06/84c20f3f57fc6042dcf94867eb920c90.jpg)
ヒントはゲームで出てくる、有名な青いキャラクターですよ。
![ブーキー](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/05/bc44d36b9d03902b06884b99c546096f.jpg)
ゲーム?ソ○ックではありません。
ペンタトニックは、昔からあるスケールです。
ロックの中心的なスケールとして、使われてきました。
現在でもペンタトニックはギターソロでよく使われる等、重要な役割を担っています。
この記事では2つのペンタトニックスケールについて、紹介しています。
- メジャーペンタトニックスケール
- マイナーペンタトニックスケール
ペンタトニックスケールとは
日頃使うメジャースケール、マイナースケールは7つの音からなる音階です。
Cメジャースケールの構成音は、「CDEFGAB」の7つになります。
![Cメジャースケール](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/06/ef75dfe0b337adbd8da220a37ad9af96-1.jpg)
ペンタトニックスケールの特徴です。
ペンタトニックスケールは、5つの音からなる音階。
ペンタは、「5」という意味です。
ペンタトニックには、いくつか種類があります。
(1)メジャースケールに近い、メジャーペンタトニックスケール
(2)マイナースケールに近い、マイナーペンタトニックスケール
メジャーペンタトニックスケール
Cメジャーペンタトニックスケールの元になるのは、Cメジャースケールです。
Cメジャースケールの音と音との間隔を、「全音」と「半音」で見ます。
![](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/06/668455578859d8afa338445be7640365.jpg)
CメジャースケールよりFとBを抜かし、半音の関係をなくします。
![Cメジャーペンタトニックスケール](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/06/835aae51b957d8b583732839728351a7.jpg)
「CDEGA」のスケールを、Cメジャーペンタトニックスケールと言います。
![Cメジャーペンタトニックスケール](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/06/688aa8e15e2cd00aa37e64c5e81046ea.jpg)
メジャーペンタトニックスケールは、メジャースケールから4と7番目の音を抜いてできたスケール。
マイナーペンタトニックスケール
同じようにAナチュラルマイナースケールで、音と音との関係を「全音」と「半音」で見ます。
![](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/06/9024806a1e6cb33f22cf3a175aed1f95.jpg)
AナチュラルマイナースケールよりBとFを抜かし、半音の関係をなくします。
![](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/06/a52ea229e19cc8c05ebfd5a707b42bf9.jpg)
「ACDEG」のスケールを、Aマイナーペンタトニックスケールと言います。
マイナーペンタトニックスケールは、ナチュラルマイナースケールから2と6番目の音を抜いてできたスケール。
![Aマイナーペンタトニックスケール](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/06/4b9460a3ea535d756c4510f10355f501.jpg)
ペンタトニック 音の進む方向
![ヒロイン](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/06/84c20f3f57fc6042dcf94867eb920c90.jpg)
ペンタソニック?ペンシルベニア州?用語が難しいです。
![ブーキー](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/05/bc44d36b9d03902b06884b99c546096f.jpg)
後は覚える単語も、ありませんよ。
ここからはCメジャーペンタトニックスケールを例にし、ペンタトニックスケールの特徴を記載します。
ペンタトニックスケールのある音を鳴らした場合、次の音は隣の音に進みたい傾向がある。
![ペンタトニックは隣の音へ](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/06/627f84ec908498d41dfad696e2fcb161.jpg)
2つ隣へ跳躍する場合、次の2つのパターンが、ペンタトニックらしい進み方です。
(1)一旦隣の音にいき、逆方向にある2つ隣の音に跳躍する。
![逆方向に2つ跳躍](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/07/af4dfa024934ed80c801d509a05b1269.jpg)
(2)2つ隣の音に跳躍した後、逆方向の隣の音に戻る。
![1つ戻る](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/07/f69d9cf1a8d9dbf2d977c0e0f266bc16.jpg)
2つ隣以上の離れた音への跳躍、もしくは跳躍の連続をすると、ペンタトニックらしさが薄れる。
ペンタトニック 実際に使うには
ペンタトニックを使ったフレーズを、考えてみます。
基本は隣の音に進むので、スケール音通りに上行と下降をしました。
![ザ・ペンタトニック](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/07/381eef5a6d3a9efad8e314f4ca3faf0d.jpg)
ペンタトニックらしいフレーズですが、これを繰り返すだけでは飽きます。
上行と下降するタイミングを、少し変更してみます。
![ジグザグにしたフレーズ](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/07/996eee88ea04a5111f9db46cfc3e15c2.jpg)
次はリズムの変更です。
![](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/07/0e71ea3daee9551055777851f96f6f3e.jpg)
跳躍進行も、入れてみます。
![](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/07/8846f901999f7a93201a796c8f90df0a.jpg)
最初と比べて、だいぶ印象が変わりました。
ペンタトニックスケールは音が5つと少ない為、フレーズを考えやすい特徴もあります。
スケールの変更
Gメジャーペンタトニックスケール
![ヒロイン](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/06/84c20f3f57fc6042dcf94867eb920c90.jpg)
つ、疲れて文字が全部、ミュー○ントタート○ズに見えてきました。
![ブーキー](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/05/bc44d36b9d03902b06884b99c546096f.jpg)
後少しですので、頑張りましょう。
Gメジャーペンタトニックスケールの音は、何かを割り出します。
元となる、Gメジャースケールです。
![Gメジャースケール](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/07/af8843a8b10bc33ab32e544b2fc06b7b.jpg)
Gメジャーペンタトニックスケールから、4番目の「C」,7番目の「F#」の音を抜きます。
![](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/07/0d08249700e396be03ee0b82fb57964f.jpg)
Gメジャーペンタトニックスケールが、できました。
スケールの変更
コードに合わせて、ペンタトニックスケールを変えることはよくあります。
コード進行が「C→G7」と、進行するとします。
最初はCメジャーペンタトニックスケールを、選択しました。
コードG7の時に、Cメジャーペンタトニックスケールが、合わないと感じたとします。
そんな時は、他のペンタトニックスケールに変更です。
下記の楽譜は、途中からGメジャーペンタトニックスケールに変更しました。
![スケールの変更](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/07/433e50d0ad95cb739a8d0d674a875879.jpg)
スケールが変更出来ることで、ペンタトニックにまた幅を持たせられます。
しかしペンタトニックは、どの曲にも合うわけではありません。
もしペンタトニックが合わない場合、メジャースケールを使った方が良いこともあります。
ペンタトニックスケール まとめ
メジャーとマイナーペンタトニックスケールについて、まとめます。
(1)ペンタトニックスケールは、5つ音の音階。
(2)メジャースケールから4、7番目の音を抜かすと、メジャーペンタトニックスケール。
(3)ナチュラルマイナースケールから2、6番目の音を抜かすと、マイナーペンタトニックスケール。
(4)跳躍の幅が大きいと、ペンタトニックらしさは減少する。隣の音にいくのが、基本。
(5)コード進行に合わせて、ペンタトニックスケールも、随時変更することができる。
![メロディの本はあまりない](https://buukiiblog.com/wp-content/uploads/2022/07/e00a4d372c31a172ed0e3fcea16e8ab0.jpg)
メロディは音楽において、重要な役割を担っています。
しかしコード理論についての本は多いけれど、メロディの作り方専門の本は少ないのが現状です。
次の記事ではメロディを作る上で、お勧め参考書を2冊紹介しています。