※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用し、商品を紹介しています。

【シンセサイザー】 Mai Tai フィルターとは【使い方】

アイキャッチフィルター シンセ Mai Tai
この記事は約8分で読めます。
PR

シンセサイザーにおいて、フィルターは重要な部分です。

どうしてフィルターは、重要なのでしょうか?

ヒロイン
ヒロイン

「ィ」と「ー」をなくすと、偉大な野球選手になるから?

ブーキー
ブーキー

監督もやった、すごいキャッチャーですもんね。

オシレーターで生成した音から、不要な倍音をカットするのがフィルターです。

倍音が変わると、音色が変化します。

音色を加工する部分が、フィルターです。

Studio Oneのシンセサイザー、Mai Taiのフィルターの画面です。

Mai Taiのフィルター

「Filter」ボタンをクリックすると、フィルターのオンとオフが切り替わります。

この記事ではStudio Oneのシンセサイザー、Mai Taiのフィルターについて紹介します。

  • フィルターの種類
  • カットオフ・フリケンシー
  • キー・フォロー
  • レゾナンス
  • Mai Tai フィルターのパラメーター

PRESONUS ( プレソナス )
Studio One 6 Artist

PR
PRESONUS ( プレソナス ) / Studio One 6 Artist ダウンロード納品
お勧めな理由の記事です
Studio One Artist お勧めの理由

Mai Tai フィルターの種類

最初にどの形のフィルターにするのかを、選択します。

Mai Taiのフィルターは、全部で5種類です。

フィルター5種類
フィルター5種類

アイコンに書かれたフィルターの形を見れば、意味は何となく分かると思います。

5つのフィルターについて、紹介します。

ローパス・フィルター

ローパス・フィルターは、英語で「LOW PASS FILTER」。略すと「LPF」や「LP」。

シンセサイザーのフィルターで、一番よく使うのがローパス・フィルター。

意味は「低い周波数を通すフィルター」です。

ローパス・フィルターは、高い周波数をカットするフィルター。

ローパス・フィルター
ローパス・フィルター

カットすると記載しましたが、一気にゼロにはならず、徐々に減少していきます。

減少させる割合を、選択できます。単位は「dB/オクターブ」。

オクターブ上の周波数を、何dBカットするのかを表す単位です。

12dB/オクターブは、オクターブあたり12dB減衰するフィルター。

24dB/オクターブは、オクターブあたり24dB減衰するフィルター。

数字が小さいほど、カットは穏やか。数字が大きいほど、カットは急な傾斜です。

カットの勾配
カットの勾配

Mai Taiのローパス・フィルターは、3つから選べます。

  • LP 24 dB Ladder
  • LP 24 dB Zero
  • LP 12 dB Ladder

カットの勾配をどうするのかは、作りたい音によって使い分けをします。

(1)LP 24 dB Ladder

24dB/オクターブの、ローパス・フィルター。

設定したカットオフ周波数を下回る周波数を通過させ、カットオフ周波数を上回る周波数を24dB/オクターブでカットします。

カットする勾配は、比較的急な傾斜です。

(2)LP 24 dB Zero

24dB/オクターブの、ローパスフィルターです。

Studio Oneのリファレンスマニュアルより、引用します。

アナログフィルターの音とモジュレーション動作を綿密にモデリングしたゼロディレイフィードバック構成をベースとしています。

Studio One リファレンスマニュアル Mai Tai

(3)LP 12 dB Ladder

12dB/オクターブの、ローパスフィルターです。

上記2つの24dB/オクターブのローパス・フィルターに比べ、緩やかに周波数をカットします。

ハイパス・フィルター

ハイパス・フィルターは英語にすると、「HIGH PASS FILTER」。

意味は「高い周波数を通すフィルター」。略すと「HPF」や「HP」です。

ハイパスフィルターは、低い周波数をカットするフィルター。

ハイパス・フィルター

ハイパス・フィルターはローパス・フィルターに比べると、使用頻度は少ないです。

Mai Taiでハイパス・フィルターは、1種類だけになります。

(4)HP 12 dB Ladder

12dB/オクターブの、ハイパスフィルター。

カットオフ周波数を上回る周波数を通過させ、カットオフ周波数を下回る周波数を12dB/オクターブでカットします。

バンドパス・フィルター

バンドパス・フィルターは英語で、「BAND PASS FILTER」。略すと「BPF」や「BP」です。

バンドパス・フィルターはローパスとハイパス・フィルターを、組み合わせたフィルターなります。

バンドパス・フィルターは残す部分の中心周波数を設定し、低域と高域の両方をカットするフィルター。

バンドパス・フィルターもローパス・フィルターに比べると、使用頻度は高くありません。

バンドパス・フィルター
バンドパス・フィルター

Mai Taiでバンドパス・フィルターも、1種類です。

(5)「BP 12 dB Ladder」

選択した周波数帯を通過させ、その帯域を上回る、もしくは下回る周波数を12dB/オクターブでカットする。

Mai Tai カットオフ・フリケンシー

フィルターで重要な用語、カットオフ・フリケンシーです。

カットオフ・フリケンシーは、どの位置から周波数のカットをはじめるのかを、指定するパラメーター。

Mai Taiのカットオフ・フリケンシーは、「Cutoff」で調整します。

Cutoff
Cutoff

(1)ローパス・フィルターの場合

一番右にまわすと、20.00kHz。ほぼ何もカットしません。

左に回すにつれ、カットを始める位置が下がっていきます。

(2)ハイパス・フィルターの場合

Cutoffで設定した位置より、低い周波数をカットします。

(3)バンドパス・フィルターの場合

バンドパスフィルターは、残す部分の中心周波数を設定します。

Mai Tai キー・フォロー

楽器は高い音では、高い倍音を生成します。

音階を上がるごとに、少しずつ明るくなります。

低い音を聴きながら、ローパス・フィルターにて、カットオフの位置を決めました。

同じ値のカットオフで高い音を鳴らすと、高い倍音はカットされてしまいます。

結果として高い音が鈍い、暗い、音量が小さい音になる、もしくは倍音が全部カットされてしまう可能性が出てきます。

上記問題を解決するのに使うのが、「キー・フォロー」です。

キー・フォローを使うと、カットオフの位置が、音域に応じて自動的に変化する。

キー・フォローを使うと、低い音域ではカットオフの周波数も、低くなります。

高い音域ではカットオフの周波数も、高くなります。

キー・フォローは、より自然なサウンドの音色を作る為に使う、パラメーターです。

Mai Taiでキー・フォローは、「Key」で設定します。

Mai Tai キー・フォロー
Mai Tai キー・フォロー

Keyが完全左の場合、フィルターは音域の影響を受けません。

keyが中央の場合、カットオフは音域に少し影響を受ける。

keyを完全右にした場合、カットオフは音域に従い、半音単位で上下に移動する。

Mai Tai レゾナンス

シンセサイザーのフィルターで重要なパラメーター、レゾナンスです。

レゾナンスでカットオフ周辺の倍音を、強調できる。

レゾナンスの説明
レゾナンス

Mai Taiは「Res」で、レゾナンスの量を調整します。

Mai Tai レゾナンス
Mai Tai レゾナンス

設定値が低いと、フィルターは周波数をスムーズにカットします。

レゾナンスを上げるにつれて、カットオフ周波数の強調が目立つようになります。

レゾナンスの面白い特徴です。

レゾナンスを最大にすると、フィルターが自己発振し、カットオフ周波数の高さで音を発する。

フィルター発振を利用した、音作りもできます。

レゾナンスは下記の記事で、詳しく紹介しています。

Mai Tai Vel

「Vel」は入力されるベロシティと、カットオフの関係を設定できるパラメーターです。

Mai TaiのVel
Mai TaiのVel

中央に設定すると、ベロシティはカットオフに影響しません。

右方向に動かすと、ベロシティが上がるにつれてカットオフが上がります。

左方向に動かすと、ベロシティが上がるにつれてカットオフが下がります。

Mai Tai Soft、Drive、Punch

最後は残ったフィルターのパラメーター、3つについて紹介します。

Softの意味を、Studio Oneのリファレンスマニュアルより引用します。

Mai TaiのSoft、Drive、Punch
Mai TaiのSoft、Drive、Punch

Soft:[Soft]をオンにすると、よりメロウでダークな音になります。オフにすると、より明るくアグレッシブなサウンドになります。

Studio Oneのリファレンスマニュアル Mai Tai

Driveは音に太さ、厚み、つやを加えることができます。少し加えてるだけ、効果があります。

Punchはアタックに、パーカッシブな音が加わります。パーカッシブな音は、つまみを一番右にすると確認できます。

Drive、Punchはサウンドが物足りないと感じた場合、試してみる価値があります。

フィルター まとめ

Mai Taiのフィルターは、大きく分けると3つありました。

  • ローパス・フィルター
  • ハイパス・フィルター
  • バンドパス・フィルター

一番よく使うフィルターは、ローパス・フィルターです。

キー・フォローを使うと、カットオフの位置が音域に応じて自動的に変化します。

レゾナンスはカットオフ周辺の倍音を、強調させるパラメーターです。

シンセサイザーの音作り
シンセサイザーで音作り

シンセサイザーの音作りは、楽典や作曲とは全く違う知識が必要です。

初めてシンセサイザーをやる場合、パラメーターやつまみが何を意味しているのか、理解するのが難しいです。

プリセットからパラメーターをいじれば、イメージした音が作れるのかもしれません。

しかし「ここを触ると、このように音が変わる」と知っていた方が、実力もつくことでしょう。

次の記事ではシンセサイザーを勉強する際に、お勧めの本を紹介しています。